ある日、僕が夜勤をしていると探偵から電話がきた
探偵「今もしかしたらゴミ野郎が家に居るかも、」
僕「家って、、?僕の⁉」
探偵「うん、家からは離れているけどゴミ野郎の車が徒歩10分くらいの場所にあるね。バレないように遠くに停めて行ってるかもしれないね!」
探偵は基本GPSで様子を見ている為、四六時中尾行している訳ではない。証拠取りが目的なので嫁とゴミ野郎の浮気の最中を追跡する
僕「たしかに子どもがいて、中々会えないってなったらあり得ますね」
探偵「でも一回浮気がバレている人の家に行くってバカとかいうレベルではないから、思い過ごしかもしれないけど、、、ゴミ野郎昼間はその地域に近づきもしないから」
僕「でも家で会っているならチャンスですよね⁉」
探偵「間違いなくチャンスだね!僕くんの家だから踏み込むのも現場確保も好きに出来るよ!とりあえず本当に家に居るなら、明るくなる前に帰るはずだから今から貼ってみて確認してみるよ」
淡々と書いてるが、腹が立って仕事にならない
ゴミ野郎を家に入れている⁉子どももいる家に⁉何様だあのア〇ズレ!ゴミ野郎も許さん、バカもここまでくると慰謝料だけでは済ませない!
その日探偵が張り込んだ結果、やはりゴミ野郎は僕の家に居た。朝の4時過ぎに勝手口から出て自分の車に戻っていくのを撮影していた
僕と探偵は作戦を立てた
一度、家に来たのなら必ずまたゴミ野郎は家に来るはず!家ならば子どもが寝てしまえばゆっくりと会えるし外と違い人目を気にしなくてもいい、なによりホテルに入らなくていいのでお金もかからない。
時間もだいたい予測できる。子どもが寝てからになるので、早くても22時以降だろう。当日は僕と探偵とその仲間の3人で家まで行き、僕が突撃する。その時2人には外で待機していてもらう
ついにその時は来た
その日僕は夜勤だったので出勤しようとしていた時に
探偵から電話が鳴った
探偵「今ゴミ野郎の車が前車を停めていた場所に来てるから、たぶん今から家に行くと思うよ!」
僕はすぐに会社に電話した
僕「熱出たので休みます」
すぐに車で探偵とキングコングと合流した
この時の時刻は22時過ぎ・・・
僕はすぐさま突撃したかったが、待った。
なぜかと言うとまさにSEXをしている現場に踏み込む気満々だったので30分ほど時間をおいた。ちなみに探偵とキングコングはこの時、まさかSEXしている所に乗り込む気だとは知らなかったらしい笑
頃合いだと思った僕は、
勝手口に行き鍵をソ~っと開けた『カチャ』
すると男物のサンダルがあった!ゴミ野郎はなぜかいつもジャージやサンダルといった格好をしているので間違いなかった。僕はそのサンダルを家の裏の雑木林に投げ捨てて家の中に入った
1階は真っ暗なので2階にいる!
この時僕は考えた(子ども達はどこにいるんだ?別居前は家族で寝ていたので普通なら嫁と3人で寝ているはずだが)・・・考えても仕方ないので2階へ行ってみよう
スマホの明かりで足元を照らし、音を立てないように真っ暗な1階を進んで階段下まで来た。するとなにか聞こえる、僕は耳を澄ませた
ボソボソ・・・コソコソ・・・
何をしゃべっているのか全く聞こえないが
間違いなく男女が会話している!
この瞬間、僕の中のスイッチが入ったのか切れたのか分からないが今なら何でも出来る様な気持ちになった。どう表現していいか分からないが、ブチギレているが冷静?っと言った感じ
僕は階段をゆっくりと上がり、寝室のドアの前まで行った。やはり話声がするが小声なので何をしゃべっているかは分からない
心の声(子ども達はどこにいるんだ?)
僕は子ども部屋をゆっくり開けてみた、すると雑に敷かれた布団に子ども達が寝ていた。僕はなぜか少しホッとした。よかった!子ども部屋のドアを閉め、再度耳を澄ませた
あいかわらず嫁とゴミ野郎の声は聞こえる。
僕は階段まで戻り、そこに座った。会話が聞こえるという事はまだSEXは始まっていない・・・待つことにした・・・分かっている
サイコパス
探偵にLINEを送った
僕[まだSEXしていないので待ちます]
探偵[どういうこと⁉待つって何⁉状況は??]
何がなんだか分かっていないようだ(そりゃそーだ)
僕[今階段、まだSEXしていないから待つ]
探偵[えっ⁉⁉]
僕はどんな気持ちで待っていたのだろう・・・覚えていないが、そんな興奮状態とかではなかった。待っている間に、スマホの動画撮影モードの確認をしたりしていた。そして待ち始めておよそ10分くらいだったと思うが、話声が聞こえなくなった
僕は再度寝室のドアの前まで行き、耳を澄ませた。するとキスとしているのか生々しい音が聞こえた
僕はまだ待った!
SEXの本番までもう少しだと思い、数分待ってみた
👑キングオブサイコパス👑
ホラー映画よりホラー
そしてしばらくすると
嫁のかすかな声とゴソゴソする感じで分かった
僕は動画を回し、ドアを開けた! ガチャ!
嫁・ゴミ野郎「⁉!⁉⁉⁉⁉⁉⁉!!!??!」
当たり前だが、ありえないほどビックリしていた!僕はドアを開けてすぐに寝室の電気をつけた!嫁は素っ裸、ゴミ野郎はタンクトップ1枚だった。タイミングはドンピシャ、まさに事の最中だった
嫁は跳ねるように体勢を起こした
ゴミ野郎は布団に隠れた
こんな感じだ
そして嫁もその布団に一緒に隠れた
ここからはその時の動画を見ながらそのまま書いていく。僕は床にある嫁とゴミ野郎の下着を蹴っ飛ばし、動画を撮りながらテレビ台に座った
嫁「ちょっ!なに⁉なんで⁉」
ゴミ野郎「え、うおっ⁉お⁉」
僕「・・・・・・・・・」
嫁「なんでいるの⁉!」
ゴミ野郎「撮るなよ!」
僕「・・どうした?
別にやめなくていいよ。(SEX)」
・・・・・シーン。・・・・・
僕「お前ら、そっからどうすんの?」
なにか布団な中でゴニョゴニョを喋っている。僕は置いてあった嫁のスマホを確保した
嫁「動画撮るなdjづりhvdjb」
ゴミ野郎「jvbぱいdvぷあdbヴぃえbヴいp」
布団をかぶっていてよく聞こえない
僕「自分の家で動画撮る事に何か問題があるか?・・・てか、いつまでそうやってんの?別に俺は何時間でもいいけど、」
最初に嫁が出てきた、急いで下着をつけて服を着ている。するとゴミ野郎も出てきて僕が蹴っ飛ばした下着を見つけ急いで取りに行った。ゴミ野郎は下着を手に取り履こうとしながらも僕が撮っている動画に撮られないように片手で顔を隠そうとしている。さっさと先に履いたほうがいいと思うが・・・というか履け、汚い。しかも今さら顔を隠したからと言ってどうなるものでもない
僕はテレビ台から立ち上がり、嫁に言った
僕「外に出ろ」
嫁「なんでいるの!?キモ!!」
僕「子どもが起きるだろうが!さっさと出ろ‼」
お着替えが終わったゴミ野郎は突っ立って、僕の動画に顔が写らないように両手で顔を隠している。この行為になんの意味があるのかは不明、だれが見てもゴミ野郎だと分かる。今さら顔を隠してどうなるものでもない、もうしっかり写っているしそういう次元の動画ではない
僕「お前、、、なにしてんだ?」
僕は念の為に一応数枚、写真を撮った
嫁がモタモタしていたので、僕は嫁の肩を押した
僕「はよ降りて外出ろや!」
するとゴミ野郎が僕の手を掴んできた
ゴミ野郎「暴力はやめろ!」
嫁に良いところを見せようとしたのか知らないが、僕は腕を掴んできた事にイラっとした!
僕「触るなやハゲ!」
僕はゴミ野郎の手を振り払おうとした!するとその手がゴミ野郎の顔に当たった
ゴミ野郎「殴ったな⁉手ー出したな?」
僕「何言ってんだお前?警察にでも言うか?俺の携帯貸してやるから警察呼べよ、ほら!」
ゴミ野郎は黙った。僕と嫁とゴミ野郎は階段を下りた
嫁「なんなの!盗聴器でもつけてんの⁈」
僕「いいから外出ろ!」
ゾロゾロと外に出ていった、ゴミ野郎は靴がないことに気付いてオロオロしている
僕「さっさと外出ろや!」
ゴミ野郎「・・靴、、あれ、、」
僕「聞こえないか?俺の家から早く出ろ!
警察呼んでやろうか?」
ゴミ野郎は裸足のまま外に出た。ちなみにこの時は冬なのだが、なぜかゴミ野郎はとても薄着だった。タンクトップの上に上下セットのスウェットで靴下も履いていない
僕と嫁とゴミ野郎は庭に出た
探偵とキングコングは出来れば顔を見られない方がいい為、様子を見て車に戻っていた
次回
修羅場
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