第12話 捜索

捜索

 

 

 

家族の帰りを待っていたが、夜中の1時になっても家族は現われなかった。私は出張中の3連休で帰って来ている。あと2日…

 

 

一体何がどうなっているんだ⁉

 

 

ここで見張っていても一向に帰ってくる気配はない!
探しに行くしかない‼

 

 

 

とは言っても、車で出張場所まで行った(行かされた)ので車は無い。

 

 

そこでこれだ!

 

 

昔妻が使っていたママチャリ!しかも子どもを乗せるチャイルドシート付き!こいつを倉庫から引っ張り出して空気を入れた!(夜中1時)

 

準備は万端!
完全に不審者!

 

夜中の1時に負のオーラ全開の中年男性が、チャイルドシートを付けたママチャリで徘徊…

 

 

そんな事気にしている場合では無かった。
私は必死だった。

 

 

こんな時間に妻が居ると思われる場所はそんなに多くない。妻の実家、私の実家、身内の家、友達の家…この中でも限りなく可能性が0に近い場所もある。私は可能性の高い場所から順番に回った。実家、仲の良い友達の家、、、久しぶりの自転車を必死にこいだ!

 

この中のどこかに居てくれ‼

 

 

まだ妻の浮気が確定した訳ではない。怪しい事だらけだが、やはりまだ浮気していない事を望んでいた。自転車をこぎながら泣いた。

 

 

 

夜中の3時になる
思い当たる場所は全て回った

 

 

 

どこにも妻はいなかった

 

 

各家の庭や周りしか見ていないが、田舎なのでパーキングなど無い。家の近くに車が無ければ居ないと思ってまず間違いない。もう少しで夜が明ける…

 

肉体的にも、精神的にも疲れた。

 

私はマクドナルドに行き、少し食べてうずくまった。

 

疲れた・・・

 

 

 

「・・・大丈夫ですか?」

 

眠ってしまっていたようだ。店員が心配して声をかけてくれた。1時間くらい経っていたので店を後にした。もう何をしたらいいのか分からなくなってきた。それにもう私に出来る事はない。

 

もう帰って来るまで家で待っていよう…

 

 

コンビニで軽く食料を買って、家から離れていて家族にはバレない所に身を隠した。ここは私の地元。子どもの頃から遊んでいたので、庭みたいなものだ。

 

まだ朝の薄暗い状態だが、地域住民は動き出している。でくわしても世間話など出来る気分では無いので、誰にも会わない様に行動した。

 

目的の場所に着き、
一息つこうとしたその時だった!

 

 

 

妻の車が帰ってきた‼

 

急な事だった!私は待ちに待った家族の出現に噛り付くように見つめた!時間は朝の5時前!一体どこにいたんだ⁉何をしていた…… 

 

 

・・・・・・・

 

 

 

 

 

!!⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉???

 

 

 

 

 

 

 

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