第8話 同僚からの提案

同僚からの提案

 

 

飲み会から帰宅した私は
 ポケ~っと壁を眺めていた。

 

 

同僚Aから言われた言葉が頭から離れない

 

浮気…

 

考えても仕方ないのは十分分かっている
しかし、これを気にするなというのも無理な話だ…

 

結構飲んだはずだが、寝れない私はお酒のせいで少し気が大きくなっていたのか、夜中だったが妻に電話をかけてみた。

 

プルルルルル・・・

プルルルルル・・・

・・・・・

 

 

出ない

 

こんな時間だ。今までの生活からみても子どもを寝かしつけて自分も寝ているのだろう。しかし今の私はどんな事でも悪い方へと考えてしまう

 

わざと出ないのでは?

男といるから?

家にいるのか?

 

ここまで来ると、何か行動しなければ気が済まなかった

しかし何を…

 

 

 

~数日後~

 

同僚A「大川さん!次の3連休なにするんですか?」

私「別に…何も予定はないけど…」

同僚A「家に帰ったりはしないんですか?」

私「・・・帰りたいけど、交通費とか勿体ないから」

 

ただでさえ少しでも安くとここまで車で来ている。(嫁の強制)なので休みに帰る予定は立てていなかった。

 

同僚A「前の話を聞いてからふと思ったんですけど、急に帰ってみるっていうのはどうですか?」

私「え⁉」

同僚A「内緒で家に帰ってみるんです。夜にでもコッソリ帰れば何か掴めるかもしれませんよ。もし何も無ければそれでヨシッて事で、休日を楽しんで来ればいいだけ…お金は僕が貸しますよ!別に返済はいつになっても構いません。」

 

同僚Aは、飲み会で私の話を聞いてこんな事を言ってくれた。年甲斐もなく涙が出そうになってしまった。少し無茶な提案に思うかもしれないが、日々不安に襲われている私にとってはとんでもなくありがたい提案だった。

 

私「ありがたいけど、なんか悪いでしょ…」

同僚A「いや!気にしないで下さいよ!ただ純粋に協力したいだけなんで‼」

 

まだ数回しか話した事もないのに…

 

私「ごめん、ありがとう。お金とか借りない方がいいんだろうけど、甘えさせてもらっていいかな…?」

同僚A「全然いいですよ!気にしないで下さい!」

 

こうして私は次の連休に、妻と子ども達がいる家へと帰る事にした。

 

妻・子ども達には内緒で…

 

 

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