第58話 近づく終わり

近づく終わり

 

 

部外者(松原諒太)はいるが仕方ない…

 

妻と離婚についての話をする

 

 

「離婚はいいけど、子どもはどうするの?」

「・・・子どもは私が見る!」

 

安心した!!!恋愛に夢中になって、「子どもはアンタが引き取って」などと言わなかった事に少しホッとした。

 

「家は?」

「家は…私の収入じゃ払っていけないからアンタが住むか…売る…しか…ない?のかな…」

「払えないって、この男と一緒になるなら払えるんじゃないの?」

「いや、、それは」

「子ども達も自分の部屋とかいる歳だし、引っ越して生活環境変えるより今の家に住んだほうがいいんじゃないの?」

 

この際だ…。少し意地悪な事を言ってみる

 

「松原くんも、さっきカッコいい事言ってたからそう思うよね?妻を支えていくって言ってたけど、それはもちろん子ども達も入ってるよね?」

松原諒太「…それは、、、そうです、、、ね」

「おれが離婚した後にすぐ籍入れるのか知らないけど養育費はいるの?全然払うけど、籍入れるなら払う責任はないはずだけど~?」

 

松原諒太は動揺していた。妻と何も話し合っていなかったのだろうか?それともこんな事になるとは思っていなかったのだろうか?妻もなんて言ったらいいのか分からず、しどろんでいた。
そんな嫁の腕を引いて、松原諒太から2~3歩ほど離して、

 

「一回帰ってから、、、夜子どもが寝た頃に話しよう。おれも着替えとか取りに帰らないといけないからさ。」

 

実際は松原諒太がいない場所で話したかっただけだ。

 

「わ、わかった。・・・どこで寝てるの?・・・家で寝たら?」

「・・・いや。いいよ。大丈夫」

 

急に優しい嫁。

なんか気持ち悪いな

 

その場は解散して夜中に家で話す事にした。松原諒太が邪魔なのもあったが、嫁自体考えが全然まとまっていない感じだった

 

夜中まで時間があるので、コンビニで晩ご飯を買って車の中で食べる事にした。田舎のコンビニの駐車場はとんでもなく広い。その広い駐車場の隅に車を停めて、買ったおにぎりを食べながら思った

『離婚するのか…。子ども達とも離れるのか…。』

正直自分の気持ちが分からなかった

 

 

 

 

夜中になり、「子どもは寝た」との連絡があったので家に来た。玄関を開けると妻が、「静かに」のポーズをしながら立っていた。子どもが起きないようにゆっくりと歩いた

 

状況はまったく違うが、玄関で妻が私を出迎えてコミュニケーションを取ってきた事が新鮮だった。おそらく、ずっと無下に扱われていて麻痺しているのだろう。少し嬉しく思ってしまった

 

 

リビングで妻と2人、、、何とも言えない気まずい雰囲気だ(笑

 

 

 

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