第56話 肩の荷

肩の荷

 

 

今、私は妻と浮気相手である松原諒太の対応を待っている。家にも帰れない状況で、何一つ解決していないが気持ちがとても楽だった!『我慢』というとてつもなく重たい肩の荷が下りた気がした

 

 

もう家に帰る気はないので、お風呂はスーパー銭湯に行った。

 

湯舟に浸かってリラックスしていると…
やはり考えてしまう

 

もしかして俺は最低の人間なのかもしれない。普通親とは、なによりも子ども優先で命よりも大切であるはず…。絶対に離れたくないと思う存在なはず…。しかし思わない。理由は分からないがまったく思わない。大切な存在には間違いないが、離れたくないとは微塵も思わなかった。

おそらく今から離婚の話が進んでいく。正直私は親権を取りたいとも思わない。おそらく妻が親権を取る事になるだろうが、仮に「子どもとの面会はさせない!」と言われても別に…。

これは家族に無視され、嫌がらせされたせいなのか?理由はどうであれ、親として最低のクズなのではないだろうか…

 

自分の意思に反して、『普通の親の考え方』をしようとしても地獄に帰る事を体が拒否していた…正直想像もしたくなかった

 

 

風呂から上がると妻から着信があった

 

掛けなおしてみた

 

私「もしもし?なに?」

妻「…どこいるの?帰ってこないの?」

私「あ~…うん。別に適当に過ごしてるからいいよ。それに居ても居なくても変わらないからどっちでもいいでしょ。」

妻「・・・話できる?」

私「え?会って?」

妻「うん」

私「いいけど、あの男とちゃんと話あって決めたの?決まってないのに話しても仕方ないから、そっちでどうするかをしっかり決めてからにしてよ?」

妻「・・・じゃ明日・・・また連絡する・・・」

 

 

こんな会話をしている最中も異常な事を考えていた。『このまま妻が今の家に住み続けて俺と松原諒太が入れ替われば早いな…』今だから異常だと思えるが、この時は「早く終わらせたい」の一心だった!自分の家族と関わりたくない。こんな事を思う私は異常なのだろうか…

 

 

 

 

 

 

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