第53話 馬鹿

馬鹿

 

 

妻の浮気相手に会いに勤め先まで行き、確実な証拠も確保出来た!人目を避ける為に浮気相手(松原諒太)の仕事が終わってから再度話をする事にした

 

浮気相手の松原諒太は想像していたよりも、常識のある人間に見えた。浮気している時点で非常識なのだが、『子どもが3人いる妻と浮気しているヤバいやつ』という人物像を勝手に作り上げていたので、別の意味で予想外だった。

 

 

松原諒太の仕事が終わるのは夕方6時…あまり寝れていなかったので車で爆睡していた。目を覚ますと夕方の5時・・・!?

 

スマホを見ると着信が10件以上!
全て妻から‼

 

マナーモードにしていたので気付かなかった…。会社の受付の人から聞いたのか、松原諒太から聞いたのか。詳細は分からないが、私が会社を訪れた事を知ったのだろう

 

 

「会社に来たの!?何がしたいの!?」
「信じられない」
「マジキモイ!○ね!」

 

怒りのLINEも沢山入っていた

 

 

快感だった

 

今までは立場が完全に逆だったので、「優位に立っているとはこんなに気分が良いものなのか…」と一人でニヤニヤした。どう返信しようかと考えた。ついでにもっと煽ってやろうかとも思ったが、相手にするのもめんどくさかったので一言だけ返信した

 

「松原諒太って人、良い人だね」

 

十分煽ってる(笑)

 

過去の経験で、妻とはまともに話し合いが出来ないのでは分かったいるので、今は深くやり取りする気は無い。すぐに「は!?マジキモイ!何がしたいの!?」などの返信が来たがそれ以降は返さなかった

 

約束の18時半になり松原諒太から電話がきた

 

PULLLLL・・・

私「もしもし」
松原諒太「あ、もしもし・・・」
私「仕事終わった?」
松原諒太「はい、」
私「じゃ今から〇〇の駐車場に来れる?」
松原諒太「いや・・・えっと、」

ん?なにか様子がおかしい

私「え?どうかしたの?」
松原諒太「もう話はしません…」

会社で話していた時とはなにか違う…

私「え?なんで?話しないでどうするの?」
松原諒太「え、いや、こういうのは、なんか、、、ゴニョゴニョ…・・・」

すぐに分かった!
妻といる!妻が隣でなにか言っている!

私「さっきは詳しい事は仕事終わってから会って話すって言ってなかった?録音もあるけど」
松原諒太「いや、もう会いません!」
私「・・・・・」

私「え・・・じゃー、会社に報告させてもらうけど大丈夫?」
松原諒太「あ!ゴニョゴニョ…ゴニョゴニョ…会います。今から行きます。」

 

 

馬鹿なのか…?(笑)

 

 

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