第51話 突撃

突撃

 

 

車で夜を過ごしたのであまり寝れなかった

朝8時過ぎ、コンビニでコーヒーを飲んでそのまま妻の会社へと向かった。

「すいません…体調が悪いので休ませて貰います」
私は嘘をついて仕事を休んだ

 

 

妻が務める会社へと着いた

 

車をどこに停めればいいのか分からないので、『来客用』と書いてある所へ停めると警備員らしき人が近づいてきた

警備員「おはようございます。どのようなご用件でしょうか?」
私「・・・妻に用があって来ました。要件を伝えたらすぐに帰ります」

警備員は感じのいい人で受付がある入口へと案内してくれた。入るとすぐに受付の女性がいたので私はこう尋ねた

私「松原諒太さんはいらっしゃいますか?」

警備員さんには悪いが妻には用はない…松原諒太に会いに来たのだ。

受付「確認しますので少々お待ちください。どのようなご用件ですか?」
私「渡す物があると伝えてもらったら分かると思います」

渡す物など無い(笑

受付「10分少々時間がかかるそうなので椅子に座ってお待ちください」
私「あ、じゃあ外の車の所で待ってるんで、そう伝えて下さい」

受付の女性がいる目の前で出来る話では無いので丁度良かった。待っている時に自分の手が少し震えていたのに気付いたが、心は落ち着いていた。10分と聞いていたので車の中でスマホを見て待っていると、

コンコンッ

 

運転席の窓を叩く男性・・・

 

コイツが松原諒太だという事はすぐに分かった

 

私はドアを開けて車の外に出た

松原諒太はオドオドしながら何か喋っているようだが聞き取れない

・・・・・

松原諒太に会いに来たのはいいが、実は特に計画も無く来てしまった・・・。(ここだけの話、妻の浮気相手がオラオラした奴では無い事に少しホッとした)

 

・・・・・

 

 

松原諒太「え、っと今日は・・・?」
私「・・・・・ん?」
松原諒太「いや!あれですよね、、、、旦那さんですよね。」
私「誰の?」
松原諒太「え・・いや、あの、、」

 

普通なら妻の浮気相手を目の前にしたら、ボコボコに殴ってやりたい!と思うのだろうが一切無い。「…こいつが松原諒太か…」くらいにしか思わなかった。一年前なら殴りかかっていたかもしれないが…

 

私「今ここで正直に話してくれるなら大事にしないけど、そうじゃないなら会社の方に相談させて貰うから。そこの受付の人にお偉いさんでも呼んで貰って今すぐにね。」

松原諒太は目をキョロキョロさせた

松原諒太「え、なにが、なにを話せば・・・いいんですか?」
私「あ、じゃあいいよ」

 

私は駐車場からさっき受付のあった入口の方へ歩いた!

松原諒太「ちょ!ちょっと待ってください!」
私「なに?」
松原諒太「困ります!少し待ってください!」

私は歩くのを辞めて車の位置へ戻った。しかし脅しでやった訳ではない!ダラダラとこいつらの茶番に付き合いたくないので、本当に会社へ報告してやろうとした

 

!?

私はここで重要な事を思い出した‼

 

 

 

 

 

 

 

 

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