第48話 決心

決心

 

 

3日経った…

 

3日間冷静になって考える時間をとったが、私の気持ちは決まっていた。

 

 

子ども達が寝た頃、妻の寝室へ行った

 

私「起きてる?」

妻「何?」

私「…ちょっと話がある」

 

長男は妻と一緒に寝ているので場所を変えようと思ったが、少々の物音では起きないのでこのまま…壁を背に座った

 

妻「・・・何の用?」

いつも通り、妻は親の仇を見るような目で私を見てきた

私「離婚したいんだろ?」

妻「は!?いきなりなに!?」

私「そのままの意味だよ。離婚したいんだろ」

 

もう迷いは無かった
この3日間考えはしたが悩むことは無かった

 

妻「なにそれ?なんで急にそんな話してくる訳?離婚したいの?」

私「もういいから。そういうの…。全部分かってるし、元々お前離婚したいって言ってただろ?」

妻「分かってるって何が?」

私「浮気もなにもかも」

妻「は?まだ言ってんの!?しつこいから。その話は前に終わってるでしょ」

私「松原諒太…知ってるだろ」

 

妻の顔が明らかに変わった

 

妻「はッ?」

私「・・・・・」

妻「職場の人がどうしたの?そりゃ仕事を一緒にしてるんだから知ってるに決まってるでしょ!」

 

妻の浮気相手の『松原諒太』は、やはり仕事関係の人間だった。私は今日すべてを伝えてやろうと思っていたが、少し予定を変える事にした

 

私「あー、そっか」

妻は明らかに動揺している…
表情で分かる

私「ちなみに、離婚するなら条件はどうするの?」

妻「なによ条件って!?」

私「家・金・子ども…色々決める事はあるだろ。」

 

『松原諒太』の名前に動揺して頭が回っていないのだろうか…口の達者なはずの妻が、目を泳がしている

 

私「聞いてる?もし離婚するならどうするの?って聞いてるんだけど」

妻「そんなの急に言われて答えられる訳ないでしょ‼離婚なんてした事ないんだから色々調べてみないと‼」

 

おそらく妻は、私の口から松原諒太の名前が出てきたことが想定外過ぎて自分の中で決まっていたセリフが使えないのだろう

 

なんで彼の名前を知っている!?
どこまで知っている!?
浮気はバレている?

 

こんな妻の声が聞こえてくるようだった

 

私「そっか。俺もネットで調べただけだから曖昧だけど、浮気した方って離婚出来ないらしいね。あと慰謝料とかそういうのもあるんだってね」

妻「ッッッだ、だから何!?」

私「いやこの一年ずっと悩んで調べてたから知ってるだけ。じゃ、もし仮にだけど離婚するならどういう条件にするか考えておいて。」

 

とてつもない爽快感だった!吹っ切れると人間はここまで変わるのかと驚いた…部屋を出た私の手は震えていた。今までは考えられない。自分の部屋に帰ったが、気持ちが高鳴って眠れなかった

 

 

そして次の日、

私の部屋に妻がきた

 

 

 

 

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