第34話 落胆

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落胆

 

 

 

家族だと思っていない

 

 

妻の口から出てきたこの言葉

 

言い合いを終わらせるには十分過ぎる言葉だった

 

 

 

完全に思考が停止した…

 

妻の表情は変わらない

 

わずかな希望としては言い合いの中で熱くなってしまい『言ってしまったッ』という表情をしてくれている事を期待したが、妻の表情には少しの変化も無かった

 

妻「親に相談したからって何か変わると思ったの!?変わる訳ないでしょ!?」

 

・・・・・

喋る事が出来ない

呼吸も出来ているのか分からなかった

 

妻「一応言っておくけど、もう一緒に居たくないんだよね~。最近子どもとも微妙な感じじゃん?別に家にお金入れるだけなら誰でも出来るし。意地でも離婚しないつもりかも知れないけど、夫婦関係破綻してるから無駄だよ」

 

・・・・・

 

妻「しかもあんた嘘ついて仕事休んだりして。そういうのも離婚理由になるからね!実際実家行って話して、その後どこで何してたの!?遊んでたんじゃないの!?人のこと攻める前に自分はどうなのって話よ」

 

・・・

 

ガチャッ

バタン…

 

言いたい事を言って、妻は外に出て行った。どこに行ったのか分からないが、子どもが家に居ないので実家にでも行ったのだろう

 

 

『夫婦関係破綻してるから無駄だよ?』

『そういうのも離婚理由になるからね』

 

私だって数か月間悩んで考えてきたんだ…夫婦関係の破綻や離婚理由については知っている。妻の言っている事が事実で無いことは明らか

 

でもそんな事はどうでも良い

 

 

ひとつ・・・

 

分かった事がある

 

 

 

長女・次女の私に対する態度も
妻によるものだということ

 

 

妻の言葉や表情ですべてを察した

 

おそらく妻が私を無視するように言い聞かせているのだろう。最近の次女の様子を思い出してみると納得がいく

 

妻はどういう言葉で言い聞かせたのだろうか…

 

「パパ嫌いだからみんなで無視しよ」
「もうすぐパパはいなくなるから~」
「もうパパと喋らなくていいからね」

 

頭が勝手に想像してしまう

 

こんな環境にいる子ども達が…

親からそんな事を言われる子ども達…

今の自分の状況…

 

 

今、この時のすべてが嘘であればいいと思った

 

可哀想で、虚しくて、さみしかった

 

 

 

 

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