第33話 虚無

虚無

 

 

 

妻「あんた、今日何してたの?

 

 

えッ!?

 

義親への口止めを忘れてしまい、
最悪の状況を招いてしまった

 

 

 

仕事を休んで嫁の実家へ相談に行った。今の状況が伝わった事に満足してしまった私は、特に口止めもせず帰ってしまった!

 

相談して気が抜けてしまったのか
眠かったせいか

単純に私がバカなだけか・・・

 

 

家族は仕事だと思っているので、スーパーの駐車場に車を止めて夕方まで眠った。おそらく、この眠っている間に義親は妻へと話したのだろう!義親も私の事を想って話してくれたのだろうが…

 

 

 

 

私「ただいま」

 

リビングへと入ると、妻がただ事ではない顔で近寄ってきた

 

妻「あんた、今日何してたの?

 

私「えッ!?」

 

別に悪い事をしていた感覚がなかった私は、分かりやすく驚いてしまった。

 

妻「仕事行ってないでしょ?」

私「いや・・・」

妻「何がしたいの?うちの親になんか言ったんでしょ!?」

 

『仕事を休んだ』『嘘をついた』という事に引け目を感じて、妻の問いに関しての答えを咄嗟に考える事が出来なかった

 

私「いや…別になにも言ってな

妻「いや嘘つくなよ、じゃなんで私に電話がくるの?」

・・・・・

 

ここでようやく全てを理解した。義親が妻に事情を聴く為、娘夫婦の事を心配して電話したんだと

 

 

私「今日…実家に行った」

妻「マジキモイんだけど!なにしてんの!?うちの親にそんな事言って何になんの!?」

私「違うって!このままだといけないって思ったから!ずっと自分で解決しようとしてたけど、どうにも出来ないから相談したんだよ‼」

妻「は?意味わかんないから」

私「おれらだけじゃ無いだろ!?最近子ども達もおかしいのはなんでだ!こんな状況の家族だといけないって思ったから仕事を休んで相談しに行ったんだよ!」

 

胸の中に溜まっていたモノが飛び出した
しかし返ってきたのは想定していたものとは違った

 

 

 

家族だと思ってないから

 

 

 

 

 

息を吐くことを忘れて、
吸う事しか出来なかった

 

 

 

 

 

 

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