第24話 変化

変化

 

私の布団が廊下に出されていた

「別の部屋で寝て!」妻からの無言のメッセージに、私は何も言わず使っていない子どもの部屋に布団を運んだ。

なんとも言えない感情で朝まで寝れなかった。イライラしているのか不安なのか自分でもよく分からなかったが、この問題が解決しない事だけは分かった

 

寝れなかった私は、いつもより早く仕事へ行った。まだ妻も起きていなかったが、昨夜の事があるので顔を合わせずに済んだのは良かった

 

 

仕事へ向かっている時も、休憩中もずっと考えていた…

 

時間がそうさせたのか分からないが、昼を過ぎた頃から私の中で少し変化があった

 

このままでは何も解決しない。関係は悪化するだけだ

 

私はうっすらと、このままではいけない!っと考えるようになった。

 

 

妻の性格上、絶対に非を認めないはず。私も認めさせる証拠を持っていない。という事は、このまま続けても同じ事の言い合い…関係は悪くなる一方だ

もちろん腸が煮えくり返るほど悔しい
実際に男といる現場を目撃して、無茶な嘘をつき通されている

 

しかし私は、家族が壊れてしまう事の方が怖かった。このままでは間違いなく最悪の結果になってしまう。そんな事になるのなら・・・

 

 

帰ったら謝ってみよう

 

 

 

仕事が終わり、私は帰り道にあるケーキ屋で家族分のシュークリームを買った

 

私「ただいま」

なにそれーーー!?ケーキ?なんでー!?
次女と長男が、すぐに私が持っていたシュークリームを奪っていった

私「ご飯食べてからにしなよー」

 

 

私はキッチンにいる妻の元へ

私「・・・昨日は悪かった。ごめん」

妻「・・・何が?」

私「言い過ぎたかなって、、もうあの事は言わないから」

妻「なに?子どもに聞くんじゃなかったの?」

私「そんな事しないし、勢いで言ってしまった感じだったから、」

妻「・・・・・・」

妻は私と目を合わせようとしない

子ども達がいるので大きな声では喋れない。私はずっと小声で喋っていたので、聞こえるように妻に近づいた、その時!

 

妻「ちょっと!!近寄らないでよッ

いきなりの妻の声に、シュークリームにはしゃいでいた子ども達も驚いている

 

私「え?いや、そんなじゃなくて、

妻「もうあっち行ってよ!邪魔!」

 

いきなりの事で私は固まってしまった。が、子ども達の目もあるので平然を装って

私「・・・シュークリーム食べてね」

これが唯一口から出た精一杯の言葉だった

 

 

妻「いらない」

 

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