第23話 激闘

激闘

 

 

 

妻「ねぇ…最近なんなの?鬱陶しいんだけど」

 

私「…え?」

 

 

~2週間前~

 

 

妻のスマホをのぞき見したが、特に何も出てこなかった。(LINE には鍵)しかし、こんな状況で「はい!無罪」とはならない!むしろ気になって仕方がない

 

私はより一層妻の監視を強めた!

 

それは、【意図的】でも【無意識】でもあった!

当然妻を怪しんでいる私は、意図的に証拠を探した。妻の行動・言動はもちろん、財布やカバンの中・車に何か証拠は無いかを『妻にバレないように』捜索した。

その一方、妻の前では平然を装っていたつもりだったが私の『不安・動揺』は隠せていなかった…。普段の生活に、妻の事が気になって仕方ない様子が出てしまっていたのだ

 

 

 

妻「なんかすごい鬱陶しい。なんなの?」

私「なにが鬱陶しいの?」

 

一応知らぬ振りをした

 

妻「いつも視線感じるし、なんかコソコソしてるみたいだけどなんなの!?マジでうざいよ?」

私「・・・知らないよ!」

妻「へー・・・あっそ!」

私「なに?なんかやましい事でもあるの!?」

妻「キモッ。白々しい」

私「何がキモいんだよ‼⁉

 

妻の横暴な態度に我慢の限界がきた!普段あまり怒らない私がいきなり大声を上げたので、妻は少しびっくりしていた!

 

私「どう考えてもおかしい事言ってるのはそっちだろ!?あんな事があってなんで知らんぷり出来るんだ!?証拠がないからだろ!なんだよあの男は!?いい加減正直に言えよ!」

 

溜まっていた思いが、一気に言葉になって出てきた

 

妻「大きな声出さないで!子どもが起きるでしょ!」

私「いいから言えよ!」

妻「なにを!?いつの話をしろって!?」

私「言わなくても分かるだろ‼おれが出張に先月の連休だよ」

妻「そんな先月に何してたなんか覚えてる訳ないでしょ?自分いきなり『この月のこの日何してた?』って言われて答えれる?無理でしょ?」

私「ッッッッなッ!?

 

無茶苦茶な言い分…
私は完全にキレた

 

私「そんな話してるんじゃないだろ!話逸らすなよ‼」

妻「意味わかんないし」

私「おれが内緒で帰ってきた時見たんだよ!お前も目が合っただろ!?そして車で逃げて音信不通になってた‼おれは金まで借りて帰って来てたんだよ‼ふざけんなよいい加減にしろよッ」

妻「そんなに言うなら証拠出せばいいでしょ?」

私「だからそれが無いから今こうやって言ってるんだろ!?」

 

妻は私が証拠を持っていない事でいい気になっている。たしかに証拠は無い…しかし私が見たものは間違いなく真実だ!やりきれない気持ちが抑えられなくなっていった

 

私「じゃ子ども達に聞いてもいいんだな?そんな事したくないけど、お前がいつまでもとぼけるんならこっちだってとことんやるぞ!?」

妻「キモッ…勝手にすれば。」

 

リビングから風呂場の方へ行こうとした妻の姿を見て私は

 

私「おい!待てよ‼」

 

妻の服を強く引っ張った!すると妻は少しよろけて壁にぶつかった

 

妻「痛!やめてよ‼」

私「そんな痛くないだろ!!」

妻「まじで触んなよ、手出すとかほんとにありえん。消えろ」

 

私は服を引っ張って妻を引き留めただけ。決して殴ったりはしていない…興奮していたので多少強くなってしまったかもしれないが。

 

私「話してるんだからどっか行くなよ‼まだ終わってないだろ!」

妻「言い分が言い違ってるのに、どうやって話が決着するの!?キリが無いからもう寝ようとしてんだよ!」

 

私はもう、怒りと呆れで何も言えなかった

 

妻「じゃ仮に私が浮気してたとして、どうするの?離婚?」

私「・・・いや今そこじゃな

妻「だからそこも決まってないのに話して何になるの?」

 

 

妻は正論を言っているつもりだろうが、無茶苦茶だ。こんな言い分がまかり通るはずがない!でもこれ以上の言い合いはキリがないのも分かっていた…

 

妻はそれから何も言わず2階へと上がっていった

 

私も何も言わなかった

 

 

イライラして寝れる状態では無かったが、明日も仕事なので2階へ上がると私の布団が廊下へ出されていた。私は使っていない空いている子ども部屋に布団を運んで寝た

 

 

この日を境に、地獄が始まる

 

 

 

 

 

 

 

 

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