第20話 怒り

追及

 

~出張から帰宅した夜~

 

久しぶりに子ども達と会ったのだが、私は内心それどころではなかった。妻の様子が気になって仕方ない…あの時、家に誰もいなかったのは何故なのか。

 

長女と次女が部屋へ行き、妻がハルトを寝かしつけた。

 

妻「で、話って?」

 

妻のケロっとした態度に一気に怒りが爆発した!

 

いい加減にしろよ!
とぼけるなよ‼
ちゃんと全部説明しろ!

 

私は普段あまり感情を表に出さないので、怒鳴った自分に自分で驚いた!少しバカみたいだが、自分の大きな声を聞いて少し冷静になった(笑

 

私「おれがさ、2週間前に内緒で帰って来てたの知ってるよな?ずっと何かがおかしいと思って見張ってたんだよ。でも家に誰も居ない…帰ってきたと思ったら子ども達とではなく、見た事ない男!あれは誰だよ!?浮気してんのか?」

 

私は可能な限り落ち着いた口調で、ちゃんと話し合いをしようとした。

 

妻「・・・・・」

 

私「もう全部見たんだから、嘘はつかないでよ」

 

しばらく黙っていた妻の顔つきが変わった

 

妻「・・・だから、それなんの事?」

 

 

 

なんと妻はここまで来てもシラを切ったのだ!

 

あの時のとぼけた顔は今でもハッキリを覚えている…!眉をハの字にして見上げるような目、思い出すだけで虫唾が走る‼

私「ッッッッッ!…さすがにそれはおかしいだろ!?お前が男と家から出る時、おれと目が合ったよな⁉」

 

 

目が合った・・・。

 

!?⁉!?!?!?!??!

 

 

ここで私は、

とんでもないミスを犯している事に気づいた‼

 

 

 

気付いたと同時に妻が言った

 

妻「証拠は?」

 

 

そう!私は動画や写真など証拠になるものが一切確保していなかったのだ!目撃した時、興奮してそんな事まったく忘れていた!ネットや同僚Aのアドバイスから、浮気は証拠を確保しておかなければいけないということは分かっていたが…妻が強気なのもこれがあるからか!

 

これが分かった瞬間、

私は事の重大さに気付いた

 

 

妻「浮気ってなに?絶対変な夢みたんでしょ?笑」

私「いや、そんな訳ないだろ!帰ってきた時だって家に誰も居なかったんだぞ!?友達にも実家にも電話した!証拠とかふざけんな!」

妻「いやいやそんなの知らないよ(笑)あんたが知らない友達んとこに泊まりに行ってた事もあるから、その時だったとかね」

私「おまッgbvvあs;djvばいうvg

 

同じような言い合いが2時間ほど続いたが、私が見た事実を妻は絶対に認めなかった。認める必要が無いからだ!妻の余裕・態度・話をした感じで分かった…

 

おそらく男と相談して作戦を練ったのだろう

 

私は完全にやってしまった!
『見た・聞いた』はなんの証拠にもならない!

 

妻「じゃ朝早いし、寝るから」

 

 

腸が煮えくり返る思いだった!リビングから2階へ上がる妻の後ろ姿を見て、本気で殺意が沸いた。間違いなく人生で1番の怒りだった。それは自分への怒りも入っていた

 

 

 

 

 

 

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