久しぶりに登場のコビト
覚えているだろうか?
ゴミ野郎との浮気が発覚後、嫁が自白したホテルには行ったがSEXなどはしていないというやつだ。チビなのでコビトと称している
今回はそのコビトの事案を
どう解決したかを書いていく
嫁は自白したのだからコビトとはそれっきりなんもない。だから何もしないでと言ってきたが当然僕は気がすまない。僕はしつこく徹底的にやる性格だ。めんどくさい性格で納得いかなければ終われない
ゴミ野郎とは示談して今は嫁とも修復に向けて過ごしだした。落ち着いている今のうちに僕はコビトの件を解決しようと思った
しかしゴミ野郎の時とは違い、コビトは微妙なのだ
なにが微妙かというとSEXをしていない。コビトに直接聞いて真相を照らし合わすが嫁があの状態で嘘をつくメリットがないのでおそらく本当なのだろう。ざっくり嫁とコビトの件を説明すると
・SEXはしていないがホテルには行った
・会った回数は3回
・5年前
・証拠はなし

ホテルには入っているので浮気とみなされる可能性はあるが、そもそも5年以上も前の出来事で証拠もないので賢い人間ならば無かったことにするだろう。しかし間違いなくコビトは嫁とSEXをしようとしていたので、制裁は与えたい。
そこで僕はコビトとの件を迅速に終わらそうと思った。接触する前から嫁の話をもとに示談書を作った!そしてコビトにいきなり接触して事実確認、認めたらすぐにその示談書にサインさせようと考えた!それで無理なら制裁は諦める。名付けて
【突撃!ヨネスケお隣さんの浮気解決】
コビトはbarを1人で経営しているので居場所や生活リズムは分かる。考える隙を与えたくないので電話等はせず、いきなり訪問することにした。持っていく示談書の慰謝料の金額部分だけは空欄にしておいた。
いざ突撃!20時に営業開始となっていたので19時には店にいるだろうと思い行ってみた。営業時間に行くと営業妨害になってもいけないので。
しかしまだ店にはいなかったので、僕は店の前で待つことにした。するとすぐに車で現れた!が僕の顔を見た瞬間にコビトはどっかに行ってしまった。
コビトの顔は知っているが、記憶が曖昧なので人違いかなと思ってみたが待つのもめんどくさくなり電話した。電話番号は店の入口に書いてあった
早速電話してみたが、通話中だ
誰かに相談しているのか助けを求めているのか?とか思いながら何回かかけていると繋がった!
コビト「もしもし」
僕「もしもし、だれか分かる?」
コビト「いやー誰かな?」
僕「〇〇〇よ」
コビト「おー〇〇〇君、久しぶりどうしたの?」
僕「なんでさっき僕の顔みてどっか行ったの?」
コビト「あ、店の前にいたの〇〇〇君?
違うよー材料の買い忘れがあったから」
心の声(普通自分の店の前に人がいて
スルーしないだろ。)
僕「まぁいいや、話があってきたから
店開ける前にちょっといい?
とりあえずは店の前にいるから来て」
コビト「話??了解」
しらじらしい笑
別に動揺してませんよと言わんばかりの口調だったがコビトは一つ年上で学生の頃はヤンキーってやつだったので、年下である僕のタメ口にピクリとも反応せず応対しているところが怪しすぎる。僕は確信した
コビトが現れた
コビト「おいっす、どうしたの?」
僕「話があるから来たんだけど、
内容的に店の中の方がいいと思うよ」
僕とコビトは店の中に入った。古い古民家を改造しただけなので狭く手作り感満載だ。客が来てもいけないので、椅子に座って僕はさっそく切り出した
僕「僕が嫁と結婚してるの知ってるよね?
最近嫁から聞いたんだけど
なんか言う事ない?」
コビト「知ってるけど、なに?
全然わかんないけど・・・」
僕「ほんとに分かんない?5年以上前の話
だけど嫁が覚えててコビトが忘れる訳ない
と思おうけどー」
コビト「いやなんだろ、ほんとに分かんない」
コビトは知らないと言ってきた。でも態度や喋り方がかなり動揺していたので、僕は間違いないなと思った
僕「分かった、とぼけるなら帰るよ。
その代わり僕が帰ったら対応するのは
専門家になるしそれなりの事になるからね」
心の声(嘘だけどね、ここで無理なら
諦めるしかないんだけどね)
コビト「・・・・・・・」
僕「仕事前にお邪魔しました、(立ち上がる)」
コビト「・・・ちゃんと話すから奥に
きてもらってもいいですか?」
僕「いいよ」
おそらくまだ営業中にはしていないが、客が来ることを恐れたのだろう。
しかしこの時僕は、うっすらと(奥でボコされるのか?奥に何があるんだ?刺されたりしないよな?)と少しビビっていた。がビビっていると思われたくないので何食わぬ顔で奥へついていった
期待を裏切るただの小さな物置部屋だった
その時、いきなりコビトが土下座してきた
コビト「えっと、いけないと分かっていながら
嫁さんと数回遊びました。
本当にすいませんでした」
心の声(急に動くなよ、こえーな)
僕「よね。とりあえず全部教えて、
かなり前の事だけどだいたいは
覚えてるよね?」
コビトは観念したのか全部白状した。嫁の話とほとんど一致したので嘘はついていないようだ。そしてここからが制裁TIME
僕「謝罪はいらんからこの紙(示談書)に
書いてあること読んでみて。
納得できたらサインしてほしいんだけど」
コビト「・・・・・・・
この慰謝料っていうのは・・・」
僕「いくら払える?」
コビト「・・・・
払わないといけないものなんですか?」
僕「それは自分で考えて。
僕は精神的な苦痛を受けたそれに対する
慰謝料を請求してるだけだから」
コビト「・・・おれ貯金とかないから
金額によるけど、、、」
僕「一括で払える金額でいいよ、5年前の
事だしSEXがないから浮気にならないかも
しれないし」
コビト「一括・・・ちょっと待ってて下さい」
たぶんにお金を下ろしにATMに行ったんだろう。たしかにコビトはお金が無さそうに見える。正直僕はお金が欲しいわけではないが、やはり少しは痛い目を見てほしい。10万前後を持ってくるかなと予想していた、多く持ってきた場合、10万以上は返そうとも思っていた
コビト「待たせてすいません!準備出来るだけ
持ってきたんで」
なにか様子がおかしい。なんだ?・・・ん?
コビトが瓶のような物を持っている!
コビト「100円貯金してたんで、」
僕は驚きすぎてツッコめなかった
ギャグなのか?しかしコビトの顔は真剣そのもの
なんとATMではなく家に貯金箱を取りに帰っていたのだ
僕は絶句した
慰謝料小銭払いだと?
しかも100円玉!?
数えるのもめんどくさいし
まず全然貯まっていない笑
見た感じ1万円もない
さすがにビックリした
こいつどうやって嫁とホテルに行ったんだ?
ホテルって分割払い出来るの??
僕「・・・えーーーっと
いくらあるか分からんけどこれはさすがに」
コビト「口座には家賃とか支払いでいるお金しか
入ってないんで、、、」
僕「あー、、、、了解」
僕の負けだ
いや、もう負けでいい
結局財布の中と店のおつり用のお金を出せるだけ出してもらい、結果1万8000円を慰謝料として受け取った
ちなみに瓶の100円貯金は受け取ってはいない笑
なんか・・・なんでもない
そして用意していた示談書に金額を記載してコビトとの一件は終わった。示談書の内容的には、ゴミ野郎の時とさほど変わらない
急激にやる気がなくなった
もうさっさと終わらせたい
そして示談書のやりとりが終わり帰ろうとした時
コビト「ほんと申し訳なかったです、、、おれも今2年くらい付き合ってる彼女がいるんすよ。そろそろ結婚とかも考えてるんですけどこの店の給料だけじゃ無理だなって思って昼の仕事もしよう思ってて、30歳も近くなってるから落ち着かないとって。今のままだと支払いで給料消えちゃうんで気合い入れてマジでがんばろうかなって思ってます!是非また飲みに来てください!!!」
・・・行くかボケ!友達ちゃうぞ!!
帰り際に熱い決意表明をされ帰宅した
あまりないだろうがもしこういう場面があるなら
1人では行かない事をおすすめする
なにがあるか分からない世の中なので
みなさんは用心して下さい
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