あらすじ

離婚するまでは子ども達といっぱい会わせてくれ。

離婚して会わないなら、もう会わなくて良くない?

・・・・・

え?
当時と今
僕が予想していたものとは、まったく別の言葉がきた。僕はてっきり、

ごめんね、私が悪いのに、、。うん。しっかり子ども達と会ってあげて!ほんとにごめん。
みたいな事を予想していたが、嫁を甘く見ていた!嫁にそんな良心はない。うん、そうだ。そんな言葉を言えるならここまでの事になっていない。さすが!という感じだ
しかし、ここで僕は何も言わなかった
僕は上の子に言われた一言で考え方を変えた!つもりでいた。
今までなら「最後なんだから、そのくらいさせてくれてもいいだろ!」っと喧嘩になっていた所だが、特に反論もせず別の要件を話して早々と電話を切った。
もう言い争うのはやめよう。子どもにあんな事を言わせてしまっている事が辛い。出来る限り喧嘩しないようにしよう、と。この時は自分でそう思っていると思い込んでいた。でも、これは違う
僕は何も言わなかったのではなく、
何も言えなかったのだ。
時が経ち、冷静になり考えてみて分かった。当時の僕は、嫁の「もう会わなくて良くない?」の言葉を理由に自分を美化していた。嫁の非情な言葉を借りて、自分で最後に子どもを会わない事を選んでいた。
要するに、心のどこかで【会わない方がいい】という気持ちがあったのではないかと思う。血も涙もない奴に思うかもしれないが、実際この時に最後だから子ども達と会えるとして、僕は子ども達に何を言えばいいのか?大好きな我が子と、もう会えない。これが最後、、、なんの話を、最後は何と言って別れたらいいのか。元気でね?ママと仲良くね?また会おうね?僕には分からなかった。
それに自信もなかった。会ってしまうと、せっかく自分勝手に考えをまとめて決心していたのにその決心が簡単に崩れてしまいそうで怖かった。必ず、離れたくない。なんで俺が。っという気持ちが出てきてしまう。考えが変わってしまう。
口では会わせろと言い、
頭では会いたいが会えなかったとして、
心では会わない事を選んでいた。
だから僕は嫁に反論しなかったんだと、
今になって分かった。
結局、温泉に行ったあの日が僕と子ども達が会った最後の日になった。
考え方
僕は考えた。本当にずっと何が正解なのか、どうしたらいいのかを考えていた。それこそ嫁の浮気が発覚してから1年以上ずっと!途中もう考えたくなくてお酒に逃げていたが、それでも考えずにはいられなかった。
ひたすら考えていたが、上の子にあの言葉を貰ってからは考え方を変えようと決めた。今までのような嫁やゴミ野郎・他人目線ではなく、これからは子ども目線で考える事にした!
離婚して家族ではなくなってしまう
親権も取られ、戸籍上も親では無くなる
でも、せめて
カッコいい実の父親でいよう。
人それぞれ考え方はあると思うが、僕はどれだけ考えても分からなかった!だから自分が子どもの立場になってみた。
ここから大きく進んでいく!
次回、離婚の取り決め
~お前に養育費は渡さない~
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