思い出
「最後に子ども達と会ったりしないの?」
という妻の問いに、
私は「会わない」と返した。
理由は説明出来ないが、
怖かった。
最悪の父親だ…
後日、誰も居ない平日の昼間に家へ荷物を取りに行った。もう自分の家ではないと思うと、不思議な気分だった
下駄箱の靴やタンスの服・布団など、一通りの物を積み込むと車はいっぱいになった。クローゼットからは、今までの思い出がたくさん出てきた。アルバムを見ると楽しかった昔の家族の様子が…
悩んだが、私は写真を一枚も持って出なかった
最後に子ども達の部屋を覗いてみた
整理されている長女の部屋
散らかっている次女の部屋
まだ妻と寝ている長男
今までの幸せだった思い出が…
号泣しながら家を出た
離婚は、すごく忙しい。結婚とは比にならないほどにやることが多い!名義変更に住所変更など手続きだらけだ。悲しみに暮れている暇など無かった…。しかもこれを離婚した妻とコンタクトを取りながら進めなければならない!離婚は、離婚届けを出して終わりではない
離婚後の動き
- 家の名義・ローンは妻に変更
- 新しい方の車は妻、古い方は私の物に
- 松原諒太は慰謝料を分割で支払い中
- 家の中の物は全て妻に
今思えば、妻に優しすぎる離婚だったかな?とも思うが、当時はそんな事どうでも良かった!そんな事を考える余裕など無かったから…
家族に家族として扱って貰えない…
本当に地獄だった
事実を伝えたいから最後まで嘘はつきたくない
なので離婚した時の気持ちも正直に書こうと思う
私は離婚して良かったと思っている。子ども達とは会いたい…しかし、あの状況から抜け出せた事の方が私にとっては大切で、離婚に後悔は無い!それほど、あの期間は苦しかった。私の人生で最悪の期間だと言える。
なので『子どもと会えない・1人になる・家から出る』などよりも離婚した喜びの方が大きい。
そして私は気持ちも変化してしまった
今後の事を想像した時、見ず知らずの男が我が子の父親になる事に抵抗がなかった。普通なら絶対に受け入れられる事ではないはず…。しかし私は何も思わなかった。妻が再婚すると、その男性が子ども達の父親になる訳だが…私の気持ちは離婚と同時に家族から離れていた
共感や同情が欲しい訳ではない
ただ、これが事実だ
コメント
つらい。。
お父さんがこんなこと思ってたらと思うと、いたたまれない
やはりそこは男だからそうなんだと思いますね。
女なら、母親なら、子供をそう切り離して考えられない。
自分のことより大切な存在、何があっても
なんで子供達に本当の事を伝える事時間を設けなかったんでしょうか?
本当のお父さんじゃないっていうのは嘘である事を
ちゃんと伝えるのを条件に入れた方が良かったと思う。
もしくは、子供達に会って
ママが話した事は嘘だって言えばよかったのでは?
信じてくれなくても
本当の子供達だよって。
なんなら妻の不倫バラしてやればよかったのに。
読めば読むほど
我が家の近隣に住んでいるご家庭の話にしか見えない…