第64話 離婚

離婚

 

 

子ども達とは会わない

 

妻からは『どちらでもいい』と言われていたが、離婚後…子ども達との面会はしないと自ら決断し、書面とした。

 

 

妻に泣き顔を見られたくなかったので、荷物をまとめる事を理由に2階の自分の部屋へと上がった

数日前、家を出た時と何も変わっていない…
とりあえずクローゼットを開けた

色んな物がごちゃごちゃと乱雑に置かれている。私物というと・・・何が自分の物なのかも分からない。ただ、思い出の品々だけが目に入る…

 

長女が幼稚園の時に描いた絵

次女が粘土で作った作品

作文で獲った賞状

習字…

 

涙がボタボタとこぼれ落ちてきた…ここは今度来た時に片付けよう。床に落ちた涙を服の裾で拭いて、クローゼットを閉めた。今日はすぐに必要な物だけ持って帰る事にした

 

深呼吸して気持ちを落ち着かせ、妻がいる1階へ降りた

 

妻「これ。書いたけど」

弁護士が作成した書類を渡してきた。中身を確認すると、しっかりとサインと印鑑が押されていた

私「…じゃあ、離婚届けがちゃんと受理されたらまた教えて。」

妻「分かったけど、細かい事はどうすんの?食器とか家具とか色々あるし」

私「…おれは、、、自分の物だけでいい。最低限で」

 

通帳や服など必要な物だけを今日持って帰る事にして、あとは後日取りに来ることにした。無言で帰り支度をしていると、

 

妻「まじで・・・ごめん」

私「・・・なにが?」

妻「いや、、、いろいろと・・・。最後の方とか、辛い思いさせて・・・ごめん」

 

その言葉を聞いた瞬間、今までの思い出が脳内を駆け巡った
また凄い勢いで涙が溢れてきた!もう、なにを言われても泣いてしまう・・・

 

自分が可哀想で惨めだった

心の中で「ふざけんな。辛いなんてもんじゃない…」という思いと、「本当は離婚なんてしたくなかった。優しくしないでくれ」という思いが入り乱れた

 

私はなにも言わず、荷物を持って家を出た

 

 

 

とりあえず住む場所は、会社の寮に空きがあるそうなので一時的に入れるか聞いてみる事にした。それよりも、父や母に何も報告していないのでしなければ・・・。何を言われるかはだいたい想像出来る。・・・気が進まない

 

 

家を出て2時間もしない内に妻からLINEが。

 

「離婚届け出したから」

 

・・・・・

 

早い。

 

あの後すぐに市役所に行ったのだろう…まぁ、無事?離婚届けも受理されたようだ。あまり実感が沸かなかったが、少しスッキリした気持ちになった

 

妻になんと返信しようか考えていた時、さらにもう1通LINEが来た

 

「子ども達とはどうするの?最後に会ったりしないの?」

 

すぐに返信した

 

会わない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

  1. あやな より:

    なんがモヤモヤ
    離婚成立だけなら何もスッキリしない・・・

    子供達に事実が伝わるとか
    このイカレ妻が不幸になってくれないと
    旦那さんが報われない

  2. カフェラテ より:

    こんな事思ったらダメなんだろうけど、元嫁が不幸になってくれますように(-.-)
    子どもにも大きくなって事実を知られた時、捨てられますように(-_-)

    この女、人間としても母親としても最低だ!

  3. かな より:

    何がごめんだよ。自分の思い通り、上手くいったじゃん。糞女。

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