帰宅
出張から帰宅する日、ようやく妻と連絡がついた。私には言いたい事や聞きたい事が山ほどあった!しかし妻がとった行動は
【完全にしらを切る】
ふざけるな!私は怒った!妻のとぼけ方は私が混乱するほどだったが、なぜか少し嬉しかった。
こんな状況でなにが嬉しいのか!?っと思うだろうが、今まで連絡もつかないという状況から電話が来た事に恥ずかしながら喜びを感じていた。そして何より、
妻の反応が私をそうさせた。心のどこかで
『妻との修羅場を回避できた事に安堵している自分』がいた。
今考えれば不思議だが、精神的にドン底で生活していた事がそう思わせたのか元々そういう体質なのか。一種の鬱状態だったのではないかと思う
帰りの車内…
とりあえず早く家に帰って家族に会いたい!
何がどうなっているのかハッキリさせたい!
妻と話をしなければ‼
『帰ったら家族がいる』という喜びと『真相を知りたい』という気持ちが交錯する。私はほぼ休憩する事なく帰宅を急いだ
念願の家族がいる家へ
「ただいま!」
帰り着いた家には妻と子ども達がいた!1ヵ月前と変わらない景色だった!内緒で帰った2週間前とはまるで違う家に感じた…
次女・長男「お土産はー!?何買ってきたー?」
正直この瞬間、、、泣きそうになってしまった。もう会えないのかと何回も思った。失いかけていた大切なものが戻ってきた感覚で…たまらなかった…。
そして、
妻「おかえり。何か食べる?」
問題の妻、
電話のまま、何もなかったかのような顔で話しかけてきた。まるで本当に自分だけが2週間前を体験したかのようだった…しかしそんな訳がない‼
今は子ども達がいる。
私は妻に掴みかかりたい気持ちをグッと堪えた
私「あとで話があるから。」
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